レザークラフト ブックカバー制作
踏んでいただきありがとうございます。むうまです。
最近休みが続いていたので、息抜きにブックカバーを作ってみました。今回使う革がクロム革なので、柔らかい革の都合上、コバ処理が今の私の手には負えなかったので切りっぱなしのタイプになります(下地剤とかまだあんまり把握出来てないし、近場にレザー関連商品まともに置いてるとこがまず無いので...)パーツも少なめでものすごく簡単なので、初心者の方の最初の作品とかにオススメになるかと思われます。
今回作成するのはこんなブックカバーです。
型紙
こちらのブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
写真を撮るのが下手くそです。
多少厚みの変化があっても対応出来る仕様になっております。
縦の細い革が左に寄りすぎな気がするけど、まあ多少はね?
装着してるこの本は今年の話題作です。アニメは萌え萌え路線に走りすぎてアツさが若干ゃ欠けてるってそれ一番言われてるから。原作読んで、どうぞ。
- 材料
まず革を用意します。
練習なので柔らかい革を選びました。
決闘者の皆さんはこのカードから大体のサイズを把握してください。
- 切り出し
先程の型紙を模造紙か何かに写して型紙を作ります。
作りましたら、それを革に当ててみて、どこの部分の革を使うか決めます。
決めた時に、型紙が革からズレないように、上から文鎮などで抑えておきましょう。
決めたら次はカッターで切り出していきます。
型紙と合わせて
ズバッと
こんな感じで切り出します
大きいパーツも無事切り出せました
細い部分は、型紙を当てていた時に大きいパーツの下にあった余り革を使います
余分な部分を切り取って、
パーツを全て切り出しました。
- 接着
切り出したパーツを接着していきます。
皮革用ボンドか細い両面テープを用意してください。
貼り付ける箇所も少ないので簡単かと思います。
今回は、他の方々のレザークラフトブログ記事で両面テープ使用の割合が少なかったのが気になったので、接着の多様性を保つ為両面テープを使いたいと思います。
いうてまあ適当に...
貼って
接着だけなので、ズレないようにだけ気をつけてやりましょう。
...と貼り付けている間に、パーツがひとつ少ない事に気付き、慌ててパーツを切り出して接着するオタク。
この部分
無事貼り付けました。
幅約1.5cm
大きいパーツを切り出した後に、先端に合わせて切ると楽に切り出せると思います。
出来ました。もう既に形になってますね。
- 菱目打ち・縫い
レザークラフトの縫い方は、菱目打ちという道具で縫い穴を開け、そこに針を通していく作業になります。
菱目打ちを真っ直ぐにあて、木槌で叩きます。
先端の特徴的なパーツの部分は、端から1.2~1.3mm程度離した部分に菱目打ちを打つと綺麗になります。
ひたすら穴をあけ、次はいよいよ縫いです。
糸は手縫いの蝋引き糸を使います。ベタベタするのやだなぁ…
革の手縫いは針を二本使います。糸の両端に針を通して縫っていきます。
※撮ってない事に気付き仕方なく途中からの写真
表側からあらかじめ開けておいた穴に針を刺します
このあたりで一旦止めます。
分かりづらいんですけど、菱目打ちという道具で穴を開けたので、穴が文字通り菱形になっています。縫い目を綺麗に見せたいので、この菱形に従って縫っていく必要があります。つまり菱形の形に沿って、二本の縫い糸をそれぞれ鋭角の方に寄せるのです。
文面に起こすと面倒ですが、要は進行方向とは逆の鋭角側に、今刺した糸を引っ張るだけです。画像で言うなら左斜め下↙です。
こんな感じでクイっと引っ張り、縫い穴の角に糸を寄せます。
そうしたら次は二本目の縫い糸を、反対側から同じ縫い穴に刺します。
このあたりで一度止めてから...
両側同時に引っ張ります。
この作業を繰り返します。
縫っていきます...
外周を縫い終えました。ここで末端処理の話をします。
教本とかだと、綺麗に見せるためにボンドとか使ってシュルシュルっと綺麗にやるそうなのですが…
私は火で溶かしてビッと止めてしまいます。パラコードの時の癖もあるし、どう考えてもこの方が楽ですしね。
それもこれも化学繊維ナイロン様様という所ですよね。ありがたや~ありがたや~
余った糸でここもサッと縫って、
いい感じのブックカバーが完成しましたー!
ドライヤーで蝋引き糸の蝋を軽くとって、早速話題作に装着してみようと思います。ベタベタは嫌ですよ。ベタベタ。
着けてみました。いいかんじですね。
厚さが若干違っても対応できるようになってますね。
表側から見るとこんな感じです。一般的なブックカバーって風で綺麗めですね。
以前作ったものと比べるとこう。右が前に作ったやつです。
右のやつは使った部位の関係でしわしわやわやわなんですが、手触り的には右のがふわっとして気持ちいいですね。左はしっくりくる感じ。
何か質問あれば、
までどうぞ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは。